心と真我


R世界はサイケデリックなんだと

今は亡きインドの覚者オショーによると、この世界は「クスリ」なんかやらなくても、そのまんまで十分サイケデリックに見えるのだそうである。昔読んだ彼の講話録の中に、そんな話が出ていたのを覚えている。
サイケデリックって何? と今の若い人は思うだろうから、それについて簡単に説明しておくならば、幻覚剤によって生じる幻覚のような様子のことである。が、ここでは、意味を汲んで「色彩があふれている様子」ってことにしておく方がピッタリのような気がする。
さて私の場合、世界が思いのほか色彩であふれているってことを再認識させてくれるもののトップは写真である。例えば、街の風景写真なんかを眼にした時なんかは、「街ってこんなにも色彩にあふれていたんだなあ!」と思うことが少なくない。街に限らず、例えば住んでいる部屋のような、卑近で狭い空間であってさえも、写真に撮ってあらためて眺めてみると、そこが如何にちらかって……じゃなくて、そこが如何に色彩であふれている場所かってことに気づかされるものだ。
思うに、この世界がオショーの言うようにサイケデリックな、つまり色彩であふれた世界であることを一番よく分かっているのは、生まれて間もない赤ちゃんではないだろうか。そう思うのは、彼らは、眼の前にあるあらゆるモノに対する先入観や観念がまだ形成されてないので、それらを裸眼で眺めることができるはずだからである。
あらゆるモノを裸眼で眺めることのできる彼らは、我々大人のように写真に教えてもらわなくても、世界が色彩であふれたサイケデリックな場所であることを、ちゃーんと分かっているに違いない。
Sに続く
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