心と真我


(29)目撃者

私の眼に赤い色が映っている時、その赤さと一つになり、赤さを目撃している何者かが居る。
私の耳にゴーゴーという音がしている時、そのゴーゴーと一つになり、ゴーゴーを目撃している何者かが居る。
私の尻がムズムズしている時、そのムズムズと一つになり、ムズムズを目撃している何者かが居る。
私の腹がグーグーいっている時、そのグーグーと一つになり、グーグーを目撃している何者かが居る。
私の心がコンチクショーと思っている時、そのコンチクショーと一つになり、コンチクショーを目撃している何者かが居る。
たまにはコンチクショーを味わい感じてみるのもいいものだ、と思ってコンチクショーを味わい感じている時、その味わいや感じと一つになり、味わいや感じを目撃している何者かが居る。
私が瞑想などをして大いなる存在を感じている時、その大いなる存在と一つになり、大いなる存在を目撃している何者かが居る。
そうして「これが悟りか!」と感激している時、その感激と一つになり、感激を目撃している何者かが居る。
私の瞑想が浅い時は浅い瞑想と一つになり、私の瞑想が深い時は深い瞑想と一つになり、それらを目撃している何者かが居る。
どうやら私の中には、私のやること為すことの全てを目撃している者が居るみたいだな、と気づいた時、その気づきと一つになり、気づきを目撃している何者かが居る。
その何者かは何者なんだと探っている時、その探りと一つになり、探りを目撃している何者かが居る。
探求の甲斐あって、その何者かを感得できたかに見えた時、その感得と一つになり、感得を目撃している何者かが居る。
(30)に続く
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