『マインド自動浄化法』


@その具体的なやり方

『マインド自動浄化法』と私が名付けた方法について、お話しいたします。
『マインド自動浄化法』という名称からもお察しいただけますように、この方法の狙いは大まかに申せば、マインド(=心)を自動的に浄化することにあります。が、もう少し具体的に言い換えますと、我々の心に生じたネガティブな感情を減少・消滅させることを目的として開発されたのが、この方法です。
このように申し上げますと気の早い向きは、私が言葉を続ける前に先回りして、次のように釘を刺したくなるかも知れません。「ネガティブな感情を感じる(感じ切る)ことによってネガティブな感情を減少・消滅させられるということぐらいは自分でも知っているぞ(あんたの言いたいことは見え見えなんだよ)。」
そうおっしゃりたい向きがあったとしても、無理は無いと思います。ネガティブな感情を感じれば(感じ切れば)それを減少・消滅させることができるという話は、「精神世界」という分野では結構知られておりますから。「精神世界」という分野には、その手の話をされる方が大勢いらっしゃいます。
人によっては「感じる」とは言わずに、「観察する」とか「気づく」といった言葉を使用される場合もあります。有名なエックハルトトールもそうですね。が、よく調べてみますと、すなわちそれらの言葉が含まれている文脈、もしくは文章全体をチェックしてみますと、「感じる」という言葉の言い換えとしてそれらの言葉が使われていることが見て取れます。彼らにとっては、「観察する」とか「気づく」といった言葉と「感じる」という言葉とは同じ意味合いなのです。
でも早合点しないでください。私は何もその方々と同じような話をここて゜繰り返そうとしているわけではありません。すなわち私の言う『マインド自動浄化法』とは、「ネガティブな感情を感じる(感じ切る)ことによって、それを減少・消滅させる」という、よく知られた既存の方法の焼き直しではないのです。その方法の効果は認めており、それはそれでアリだなとは思っていますが、それとは別の、おそらくあなたにとっては「初耳」となるはずの方法をここではご紹介させていただきます。
ただし余談になりますが、一つだけお断りしておきます。この文章が発表されてから例えば数週間後とかにこの文章をお読みになっておられる方にとっては、これからの私の話は必ずしも「初耳」ではなくなっているかも知れません。すなわち、「どこかで読んだことのあるような話だなあ…」になっている可能性もあります。必ずそうなるとは言えませんが、そうなる可能性もあるということです。何故って? 「本稿に限らずネツト上で何かを発表するってことは、そういうことでしょ」とだけ申し上げれば、ピンと来る方にはピンと来るはずです。

話を戻しますが『マインド自動浄化法』の実践においては、ネガティブな感情を感じる必要はありません。というよりもそこでは、ネガティブな感情を感じないことこそが求められます。前出の「ネガティブな感情を感じる」式の方法になじんでらっしゃる方はエッ?と思われるでしょうが、ネガティブな感情について考えることはもとより、それを感じることさえも止めなければならないのがこの『マインド自動浄化法』というものなのです。
このように申し上げると、『マインド自動浄化法』とはとどのつりはネガティブな感情を遠ざけることを勧める方法なのか、と推測される向きもあるかも知れません。そのお気持ちは分かります。我々はネガティブな感情を遠ざけている間は、それを感じないでいられますから。
しかし、そういうことでもないのです。『マインド自動浄化法』の実践においては、「ネガティブな感情を遠ざけないこと」と「ネガティブな感情を感じないこと」という、一見相容れなさそうに見える二つのことが同時に求められるからです。
そういう意味での難しさはあるでしょうが、求められるのは前出の二つだけという点ではシンプルな方法であるとも言えます。もうばらしてしまったようなものですがここで、『マインド自動浄化法』のやり方を正式に説明いたしましょう。
「ネガティブな感情を遠ざけない。しかしてそれを感じない。」
これが『マインド自動浄化法』のやり方の全てです。ただし補足させていただきますが、ここに言う「それを感じない」ということの中には「それについて考えない」ということも暗に(間接的に)含まれています。我々が何かについて考えるのは必ず、それについて感じた後だからです。まずはじめに感じることが起こらなかったら、考えることも起こりません。考えている最中は感じることは脇に置かれているとしてもです。
ということは、はじめにネガテイブな感情を感じないようにしたら、思考の産物である「それを改善しよう」とか「それを乗り越えよう」とか「それを打ち消そう」といった、ネガテイブな感情に対する作為は一切出てきません。
いずれにしても以上のような次第で、『マインド自動浄化法』のやり方をはしょらずに詳しく説明いたしますと、「ネガティブな感情を遠ざけない。しかしてそれについて考えず、それを感じない。」となるわけですが、ここでは先ほどのような短い説明で済まさせていただきます。
(※Aに続く)
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