真我・心の外側にあるもの

心の三層

瞑想や深層心理の世界に関心をお持ちのかたであれば分かっておられると思いますが、私たちの心は大きく見て次の三つの層から成っていると言われています。

A・顕在意識

B・個人的潜在意識

C・普遍的潜在意識。

私たちの心は顕在意識・個人的潜在意識・普遍的潜在意識、という三つの層が上から下へと順に並ぶ形になっているんですね。

ちなみに、ここに言う個人的潜在意識が個人的無意識と呼ばれることもありまた、ここに言う普遍的潜在意識が集合的無意識と呼ばれることもあることは皆さんご存じのとおりであります。

顕在意識が外れると露呈する個人的潜在意識

ここでまず見ておきたいのは心の一番浅い層である顕在意識とその下に横たわる個人的潜在意識の関係ですが、これまた瞑想や深層心理の世界に関心をお持ちのかたであれば分かっておられますように、顕在意識が外れるとその下に隠れていた個人的潜在意識が露呈するようになっています。

顕在意識というのは個人的潜在意識の上にかぶさっているフタのようなものでもあるので、そうなるんですね。顕在意識という表面の地層を除去すると、その下に隠れていた個人的潜在意識というもっと大きな地層が露呈する、という風にイメージするとより分かりやすいかも知れません。

よく引き寄せの法則に通じた人たちが、眠りから覚めた直後のうつらうつらしている時間帯に願望実現のためのアファメーションなどの実践を勧めるのも、今お話ししたような背景があるからだと言えます。

つまり、その時間帯というのは顕在意識が外れているので、言い換えれば思考や頭が働いていないので、普段はその下に隠れている個人的潜在意識が露呈しており、アファメーションなどがそこに入りやすい、そしてその個人的潜在意識に入ったものは普遍的潜在意識に届きやすい、その結果として願望が実現しやすくなる、というのが彼らの理屈なわけです。

顕在意識&個人的潜在意識が外れると露呈する普遍的潜在意識

この話からもお分りのように、顕在意識が外れると個人的潜在意識が露呈した状態になるということは精神世界という分野ではわりとよく知られた事実ですが、ここから類推されるのは、次のことです。

それら二つの意識つまり顕在意識と個人的潜在意識の両方が外れると今度は、普遍的潜在意識が露呈した状態になるのではないか。

要するに仮に、顕在意識をA、個人的潜在意識をB、そして普遍的潜在意識をCだとしますと、Aが外れるとBが露呈した状態になるのと同じように、A・B共に外れると今度はCが露呈した状態になると考えられる、ということですね。

そう言えば、眠れる予言者として知られていたエドガーケーシー氏などはそれを実際に行うことができた数少ない人間の中の一人だったようです。

心が丸ごと外れると露呈する真我

さてそれでは、今の話の延長として次に考えてみたいのは、AとBとC全部、すなわち心そのものを丸ごと外したら一体どうなるのか? ということです。

心そのものを丸ごと外したら一体どうなるのか? その答えを先に申しますと、真我が露呈いたします。Aを外すとBが露呈し、AとBを同時に外すとCが露呈するのと同じように、A・B・C全部をひっくるめた心そのものを丸ごと外すと真我が露呈するというわけです。

私たちから心のすべてを外したら、その後には体以外に残るものはないはずだと思っておられたかたにとっては想定外の答えだったと思います。が、心の全て外されてもなお残る体とは別の何か、すなわち真我というものが私たちにはあるのだということを覚えておいてください。

真我と混同されやすい普遍的潜在意識(集合的無意識)

いま精神世界という分野を見渡してみますと、探求の対象として心の最も深いところにあるCに目を向ける方は数多くいらっしゃるのに、心とは別にある真我に目を向ける方が皆無に近いのは、一体どうしたものかなと思います。

Cと真我は混同されやすいということが、その一番の理由なのかも知れません。どちらも個としての私を超えたものであるという点では共通しているので、そういう混同が起こりやすいのではないでしょうか。

似ても似つかないものの例えとしてよく月とスッポンの組み合わせが挙げられますが、Cつまり普遍的潜在意識は心の一番深いところにあるもの、それに対して真我は心の外側にあるものという点に着目しますと、両者の違いは月とスッポンの違いどころではないとさえ言えます。両者の違いは次元の違いでもあるからです。

それにも関わらず前述のように両者は、どちらも個としての私を超えたものであるという共通点があるものだから混同されやすいんですね。混同したらあかんっちゅーに!

それってまるで、私たち日本人が外国人と宇宙人を、どちらも日本人ではないという共通点ゆえに混同するのと同じぐらいアチャー! なことだと私は思うのです。

今回の話は以上です。

中島タローでした。

※はじめていらした方のためのページ→トップページ

コメント

タイトルとURLをコピーしました